当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
オーストラリア/クイーンズランドの湿潤熱帯地域
【場 所】
オーストラリア/クイーンズランド州
【登録範囲】
クイーンズランド州北部、総面積8979kuの熱帯雨林。
【登録基準】〜自然遺産〜@ABC
類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
オーストラリア/クイーンズランドの湿潤熱帯地域についての解説
【クイーンズランドの湿潤熱帯地域】
41の国立公園を含むこの地域では、海岸地帯と河谷平野を分かつグレート・ディバイディング山脈に沿って、鬱蒼とした熱帯雨林が広がっています。熱帯東風とも呼ばれる貿易風が多量の雨をもたす一帯には、かつてオーストラリア大陸全土に広がっていた熱帯雨林が原始の姿を残しています。
ここにはヨーロッパと南北アメリカ大陸を合わせた以上の植物が繁茂しており、1億2000万年前から存在していたシダ植物をはじめ、約1160種の大型植物、800種以上の樹木が生育しています。
動物の楽園でもあり、大陸全土に棲む有袋類の約30%、コウモリなど翼手目の約60%、爬虫類の約30%、昆虫の約62%が棲息しています。
海外旅行に役立つもの
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