当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ソロモン諸島/東レンネル
【場 所】
ソロモン諸島/レンネルベロナ州
【登録範囲】
ソロモン諸島最南端にあるレンネル島の東部、東レンネルの面積約370kuの陸地と、島の周辺3海里の海域。
【登録基準】〜自然遺産A〜【1998年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
ソロモン諸島/東レンネルについての解説
【ソロモン諸島/東レンネル】
全長86km、幅15kmのレンネル島は、環状のサンゴ礁が隆起して造られたもので、その類では世界最大規模を誇っています。
東レンネルと呼ばれる島の東部には、島の面積の5分の1を占める汽水湖のテガノ湖があり、太平洋地域で最大規模の広さを誇るこの湖は、固有種のシマウミヘビほかヘビ27種の棲み処となっています。
一帯は年間降水量3000〜4000mmの高温多湿地帯です。島全体が、樹高平均20mの樹木で覆われ人を寄せつけない自然は、固有種を含む11種のコウモリのほか、稀少な動物の楽園でもあります。植物相も豊かで、レンネル固有のランやタコノキが自生しています。
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