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多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ボリビア／サマイパタの砦
【場 所】
ボリビア／サンタ・クルス県
【登録範囲】
ボリビア中部のサマイパタ村から南東5ｋｍにある石造建築群。
【登録基準】～文化遺産②③～【1998年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
ボリビア／サマイパタの砦についての解説
【ボリビア／サマイパタの砦】
標高1950ｍの山頂に築かれた40万㎡の考古遺跡です。その立地と城塞のように見える石壁から「砦」と呼ばれますが、実際には住居や宗教施設からなっている集落だったと推測されています。
ヘビやジャガーなどの動物や幾何学文様の彫刻が施された石造建築物が東西250ｍ、南北60ｍにわたり連なっている丘は、14～16世紀に築かれた宗教の中心地と思われます。丘の南側には五つの神殿があり、その中央にある2本の溝は500近い住居が並ぶ居住地に、水を供給する水路だったと考えられています。
集落は紀元300年頃から築かれ、14世紀にインカ帝国の支配下で発展しましたが、植民地時代に近くにサマイパタ村が造られると衰退しました。民族についての詳細は未だ不明です。
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