ホンジュラス/コパンのマヤ遺跡
【場 所】
ホンジュラス/コパン県
【登録範囲】
ホンジュラス西端、コパン川沿いに広がる、面積24kuのマヤ文明の都市遺跡。
【登録基準】〜文化遺産CE〜【1978年登録】
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、
文化的所産に関係するもの。
ホンジュラス/コパンのマヤ遺跡についての解説
【ホンジュラス/コパンのマヤ遺跡】
マヤ都市コパン遺跡からは、2万uの祭祀用大広場と4万uのアクロポリスを中心に4500以上の遺構が発見されています。なかでも、建物跡や祭壇、石碑に刻まれた石造彫刻群は特筆に値します。
風化が進んでいるものの、王や神宮、カメやジャガーなどの動物や神々をあらわしたものなど多彩な彫刻の数は、確認されただけで3万点以上もあります。その数と芸術性は、他のマヤ都市と比べても群を抜いています。
通常、マヤ都市では、石灰岩を石材にしていましたが、コパンでは周辺で採れる軟らかな凝灰岩を彫刻に用いました。その結果、繊細で立体的な表現が可能となり、マヤ芸術のなかでも価値の高い、この地、独特の芸術様式が築き上げられたのです。またコパンは、マヤ文字が最も多く残された遺跡でもあります。
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