当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ニカラグア/レオンの旧市街
【場 所】
ニカラグア/レオン県
【登録範囲】
ニカラグア北西部。首都レオンの東32kmに位置するレオンの旧市街。
【登録基準】〜文化遺産BC〜【2000年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
ニカラグア/レオンの旧市街についての解説
【ニカラグア/レオンの旧市街】
モモトンボ火山の麓にあるレオンの旧市街は、16世紀のスペイン植民地時代の社会・経済構造を知るうえで、重要な考古学的価値があるとして世界遺産に登録されました。
1524年創建の植民都市は、新大陸最古の植民地の一つでしたが、1609年に火山噴火と大地震に見舞われ放棄されました。火山灰に埋もれた廃墟を人々は忘れ去っていましたが、1968年、工事中にラ・メルセー聖堂跡が発見されたのをきっかけに調査が開始されました。
現在まで中央広場、11の部屋をもつ総督邸、鐘楼が備えられていたと思われる大聖堂、住居跡など、18の建造物の基礎部分が発掘されています。
※モモトンボ火山=標高1258m。ニカラグアのシンボル的存在です。
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