スリランカ/聖地キャンディ
【場 所】
スリランカ/中央州
【登録範囲】
スリランカ中部キャンディにある寺院群など。
【登録基準】〜文化遺産CE〜【1988年登録】
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
スリランカ/聖地キャンディについての解説
【スリランカ/聖地キャンディ】
スリランカは、国民の7割を仏教徒が占めています。山々に囲まれた中央高地に位置するキャンディは、2000年以上続いたシンハラ朝最後の首都であり、1592年の遷都から11年後、首都以上の重要性をもつことになって現在に至っています。
歴代王家が守り抜いてきた仏歯を祀るダラダーマーリガーワ寺院(仏歯寺)が、キャンディ湖のほとりに建立されたからです。中心となる仏歯堂には聖室が設けられ、仏歯はその内部の仏塔を象った黄金の舎利容器に納められました。以後、この地は敬虔な仏教徒の聖地となりました。
イギリスの完全植民地支配の下、1815年に滅亡するまで寺院は信仰心篤い王家に守り抜かれ、現在は仏教像団によって管理されています。多くの寺院群が点在するこの町では、毎年エサラ・ペラヘラという仏歯の祭りが行われ、仏教徒や観光客でにぎわいます。
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