当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ペルー/アキレパの歴史地区
【場 所】
ペルー/アキレパ州
【登録範囲】
ペルー南部、アキレパの中心部の歴史地区。
【登録基準】〜文化遺産@C〜【2000年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
ペルー/アキレパの歴史地区についての解説
【ペルー/アキレパの歴史地区】
人口90万人を擁するペルー第2の都市アキレパは、1540年に植民都市として築かれました。標高5821mの雄大なミスティ火山を望む町の中心部には、アルマス広場を中心に、ラ・コンパーニア聖堂や、サンタ・カタリーナ修道院、500もの豪邸など、付近で採れる白とピンク色の火山岩を用いた壮麗な建造物が建ち並んでいます。
これらの歴史的建造物には、17世紀のヨーロッパのバロック様式を基本に、ピューマや神話のモチーフが装飾されるなど、先住民の伝統的様式が見事に融合しています。また、たび重なる地震への対策として耐震性を強化するために、聖堂には2m以上、住宅には1mもの厚さの壁が設けられました。
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