当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ブラジル/サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区
【場 所】
ブラジル/バイア州
【登録範囲】
ブラジルの東海岸中央部に築かれたサルヴァドル・デ・バイアの歴史地区。
【登録基準】〜文化遺産CE〜【1985年登録】
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
ブラジル/サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区についての解説
【ブラジル/サルヴァドル・デ・バイアの歴史地区】
サルヴァドル・デ・バイアは、植民地ブラジルの最初の首都となった所です。「黒人のローマ」と称えられた町の繁栄を支えたのは、サトウキビ農園の労働力としてアフリカから連れてこられた黒人たちでした。
奴隷市場が開かれた歴史地区は、高さ80mの崖を境に上下に分かれ、港に面した下町は商業地区、上町は、化粧漆喰で彩られた瀟洒な邸宅や、17〜18世紀のバロック様式の聖堂が並ぶ植民地時代の街並みとなっています。
18世紀初頭に建てられたサン・フランシスコ聖堂は、「黄金の聖堂」の呼び名どおり、天井から壁、祭壇に至るすべてが金箔で覆われ、当時の繁栄ぶりを伝えています。
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