当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
ブラジル/ゴイアスの歴史地区
【場 所】
ブラジル/ゴイアス州
【登録範囲】
ブラジル中央部ゴイアス州の州都ゴイアスの中心地。
【登録基準】〜文化遺産AC〜【2001年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
ブラジル/ゴイアスの歴史地区についての解説
【ブラジル/ゴイアスの歴史地区】
18世紀後半の金鉱脈発見により築かれた高原の植民都市です。1770年頃から鉱脈が枯渇し、町は衰退していきます。
けれども、気候や地形、先住民の文化に融合し、地元の資材や建築技術を駆使して築いた、ヨーロッパ風の町並みが貴重とされ世界遺産に登録されました。サンタナ大聖堂などの壮麗な聖堂や、全体にほぼ同じ規格で造られた家並みは鉱山都市の好例と言われています。
※金鉱脈
17世紀後半から18世紀にかけて、内陸中央部で次々と金鉱脈が発見されると、ブラジルは空前のゴールドラッシュに沸きました。
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