虫にさされた時の応急手当の仕方

虫に刺された時のお手当てのポイント

1.何の虫に刺されたのかを確認する

 

一番怖いのは、スズメバチなどに一度にたくさん刺されたり、何度もくり返し刺されることです。その場合、頭痛や吐き気などのアレルギー症状が出たり、ショック症状を引き起こしたりすることもあります。

 

もし、ショック症状になり、呼吸困難や意識障害が出たりすると、命に関わることもあるので、まず、刺した虫を確認して症状を見ながら適切な対応をとる必要があります。

 

2.細菌の感染にも注意する

 

虫に刺されたところから細菌が入り、感染し化膿することもあるので、刺されたところは清潔にしておき、かきこわさないようにしましょう。

 

夏季になると海や山に出かける機会が多くなり、服装も肌の露出度が高いものが多くなりますね。それに、虫たちも活発に活動を始める時期なので、刺されやすくなります。もし、虫に刺された時は、まず何の虫に刺されたのかを確認して、適切な応急処置をとることが大事です。

 

 

虫に刺された時の応急処置

 

◆蚊・ノミ・ダニなどに刺された場合

 

1.強いかゆみが起きますが、かきむしると、刺されたところに炎症が起きて治まるまで時間がかかります。痕が残る原因にもなるので、なるべくかかないよう我慢しましょう。

 

2.ヒスタミンの入った軟膏や、弱いステロイド剤の入った軟膏を虫に刺されたところに塗りましょう。
3.かゆみが治まらない時は何度も薬を塗りましょう。

 

◆ハチ・ブヨ・毛虫などに刺された場合

 

1.虫に刺された部分に毒針や毒毛が残っていることがあるため、毛抜きやセロハンテープを使って取り除きましょう。この時、こすって奥に入り込まないよう注意します。

 

2.口で毒素を吸い出す場合、吸い出した液は必ず吐き出しましょう。
3.水道水で洗って刺されたところを清潔にしましょう。

 

※かゆみを抑えるために、冷水や濡れタオルで冷やすと良いそうです。