当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
モロッコ/エッサウィーラ(旧名モガドール)の旧市街
【場 所】
モロッコ/エッサウィーラ州
【登録範囲】
首都ラバトの南西約380kmにあるエッサウィーラの旧市街。
【登録基準】〜文化遺産AC〜【2001年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
モロッコ/エッサウィーラ(旧名モガドール)の旧市街についての解説
【モロッコ/エッサウィーラ(旧名モガドール)の旧市街】
「見事な設計」という意味をもつエッサウィーラは、モロッコ南西部の港湾都市です。1765年、現在朝であるアラウイー朝の当時のルスタンが、フランス人建築家に設計を依頼した都市です。
この町には、北アフリカにおける近代ヨーロッパの軍事建築が現在でも残り、そのたたずまいは18世紀のヨーロッパがイスラム世界に築いた城塞都市の典型的な見本とされています。
装飾豊かな城門や、堀、駐屯所などが残る旧市街には、モスクや聖堂、スーク、ユダヤ人の彫金工房などの間に整然と道が敷かれ、白壁に青い窓や扉をもつ建造物が建ち並んでいます。
海外旅行に役立つもの
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