ナイジェリア/オシュン=オショグボの聖木立
【場 所】
ナイジェリア/オシュン州
【登録範囲】
ナイジェリア南西部、オショグボ市の郊外、オシュン川沿いに広がる面積75万uの聖なる森。
【登録基準】〜文化遺産ABE〜【2005年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
ナイジェリア/オシュン=オショグボの聖木立についての解説
【ナイジェリア/オシュン=オショグボの聖木立】
ヨルバ族が住むオショグボの町外れにある原生林は、豊穣の女神オシュンが住む神聖な森「聖木立」とされてきました。
古来、人々の心の拠り所だったこの森は、豊穣の神、神託の神、雷神など神ごとに五つの区域に分かれ、全体で40の祭壇、9ヶ所の礼拝堂が設けられています。
祭壇とは、聖なる木立や聖なる石、泥と木と鉄を使ったオブジェなどです。
そこに40年にわたり、オーストラリアの芸術家スーザン・ヴェンゲルが新たに聖なるオブジェを制作しました。
聖木立とともに、これら新旧の信仰の対象物ほか、この地を流れる川や、泥壁に錫の屋根で造られた二つの宮殿、ヨルバ族の宇宙観を象徴する、年に一度の盛大なお祭りも含めて文化遺産に登録されました。
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