当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
トルコ／ヒッタイトの都ハットゥシャ
【場 所】
トルコ／カラビュック県
【登録範囲】
トルコ北部、サフランボルのチャルシュ、クランキョイ、バーラルの３地区からなる旧市街。
【登録基準】～文化遺産②④⑤～【1994年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。ある文化を代表する伝統的集落、土地利用の顕著な見本。
トルコ／ヒッタイトの都ハットゥシャについての解説
【トルコ／ヒッタイトの都ハットゥシャ】
ハットゥシャは、紀元前17～前13世紀にアナトリアに君臨したヒッタイト王国の首都です。２重の城壁で囲まれた遺跡内には、王宮の兼ねた城壁や神殿、門を備えた城壁跡などが残り、王国の繁栄を伝えています。
20世紀初頭には、楔形文字で王国の組織図などを記した２万枚以上の粘土板が発見され、さらに貴重な資料になっています。
※ヒッタイト王国
優れた製鉄技術をもち、鉄製の武器や軍馬に引かせる軽戦車を生み出しました。紀元前1200年頃に突如滅亡しましたが、原因は分かっていません。
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