当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
オマーン/乳香の交易路跡
【場 所】
オマーン/ズファール地方
【登録範囲】
ワジ・ダウカーの乳香樹林と、シズルのオアシス跡、コールロリ及びアルバリドの港などからなる交易路跡。
【登録基準】〜分化遺産BC〜【2000年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
オマーン/乳香の交易路跡についての解説
【オマーン/乳香の交易路跡】
オマーン南部のズファール地方は、世界最大の乳香の産地で、乳香の採れるカンラン科の樹林が約8kuにわたって群生しています。
乳香は古代メソポタミア時代より、最高級の香料として珍重され、一帯には乳香を扱う隊商都市や港があったとされています。
現在、発掘作業により住居跡や城壁跡などが出土し、繁栄の歴史が明らかになりつつあります。
海外旅行に役立つもの
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