アフガニスタン/バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

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アフガニスタン/バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

【場 所】
アフガニスタン/バーミヤン州
【登録範囲】
アフガニスタン北東部、長さ50km、幅15kmのバーミヤン渓谷の遺跡群。
【登録基準】〜分化遺産@ABCE〜【2003年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。

アフガニスタン/バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群の解説

【アフガニスタン/バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群】
バーミヤン渓谷は、1〜13世紀頃にかけて築かれた石窟遺跡が1000ほど点在する、仏教芸術の宝庫です。なかでも4〜5世紀のものとされる、高さ55mと38mの2体の石仏は、立像仏としては世界最大規模と言えます。

 

インド、中央アジア、西アジアを結ぶ交通路の要衝にして、文明の十字路だったこの地では、さまざまな宗教や民族が出会い、多様な文化が融合してガンダーラ美術が発展していきました。遺跡群にはインドやギリシア、ローマ、ササン朝ペルシア、さらにイスラムの影響が窺えます。

 

2001年3月、当時のアフガニスタンを制圧していたタリバン政権が、2体の石仏を爆破しました。石仏のみならず、石窟内の壁画も約8割が失われたと言われ、世界遺産登録と同時に危機遺産にも登録されました。

 

 

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