当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
イラク/アッシュール(カラット・シェルカット)
【場 所】
イラク/サラーハッディーン県
【登録範囲】
イラク中北部、カラット・シェルカットの総面積0.65kuの都市遺跡。
【登録基準】〜分化遺産BC〜【2003年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
イラク/アッシュール(カラット・シェルカット)についての解説
【イラク/アッシュール(カラット・シェルカット)】
現在のカラット・シェルカットにあたるアッシュールは、紀元前3000年末以降、古代国家アッシリアの首都であり、アッシュール神を戴く宗教拠点としても発展しました。
古代オリエント初の帝国の貴重なこの遺跡は、近くのダム建設計画で浸水が危惧され、危機遺産にも登録されました。
現在、ダム設計計画は中断されていますが、予断は許さない状況にあります。
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