当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
アメリカ～カナダ／ウォータートン・グレーシャー国際平和公園
【場 所】
アメリカ／モンタナ州、カナダ／アルバータ州
【登録範囲】
カナダのアルバータ州とアメリカのモンタナ州にまたがる総面積４５７６ｋ㎡の公園一帯。
【登録基準】～自然遺産②③～【1995年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
ひときわ優れた自然美、及び美的要素をもつ自然現象・地域。
アメリカ～カナダ／ウォータートン・グレーシャー国際平和公園についての解説
【アメリカ～カナダ／
ウォータートン・グレーシャー国際平和公園】
同一の自然環境をもちながら国境で隔てられていた、隣接する二つの国立公園、アメリカのグレーシャー国立公園とカナダのウォータートン湖国立公園が統合され、１９３２年、世界初の国際平和公園が誕生しました。
ロッキー山脈にある風光明媚なこの公園には、３０００ｍ級の山々、６５０の氷河湖、５００以上の渓流が存在し、多種多様な動植物の宝庫となっています。
起伏に富んだ地形は、３億６０００万年前に海底だったこの地域が隆起し、２００万年前の氷河時代に造形されて以来、氷河の侵食により造られたものです。１億５０００万年前の藍藻類の化石が発見されているほか、８０００年前の人類の生活痕なども見つかり、考古学上でも重要視されています。
※藍藻類
発見されたストロマトライトは、地球上最古の生命形態の一つです
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