当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
メキシコ/カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市
【場 所】
メキシコ/カンペチェ州
【登録範囲】
ユカタン半島西部、カンペチェ州南部カラクムールの面積約700kuの保護区内の30ku。
【登録基準】〜文化遺産@ABC〜【2002年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
メキシコ/カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市についての解説
【メキシコ/カンペチェ州、カラクムールの古代マヤ都市】
カラクムールは、1931年にアメリカ人探検家によって、その存在が報告され調査が始まった遺跡です。
6世紀、マヤ文明最大級の都市ティカルと対立するほどの規模をもった都市でした。紀元前4世紀から後10世紀末までに続いた都市に築かれたピラミッドや球戯場、宮殿などの遺構は保存状態がよく、マヤ芸術として高い評価を受ける石碑も多く発掘されています。