当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
メキシコ/ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道所
【場 所】
メキシコ/ケレタロ州
【登録範囲】
ケレタロ州北東部のゴルダ山脈に位置している、サンティアゴ・デ・ハルパン、タンコヨル、ランダ、ティラコ、コンカの五つの伝道所。
【登録基準】〜文化遺産AB〜【2003年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道所についての解説
【メキシコ/ケレタロのシエラ・ゴルダのフランシスコ修道会伝道所】
メキシコ中央部の人里はなれた高地に散在する五つの伝道所です。1751〜68年の間に築かれた施設には、聖堂や先住民の集落が設けられ、キリスト教布教が進められました。
修道士と先住民が築いた聖堂の正面には、先住民n伝統的なモチーフが描かれた装飾が施されています。この地は後にアリゾナ、テキサスなどアメリカ西南部への伝道の拠点となりました。