当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
メキシコ/パキメの遺跡
【場 所】
メキシコ/チワワ州
【登録範囲】
面積36万uのパキメの遺跡。
【登録基準】〜文化遺産BC〜【1998年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
メキシコ/パキメの遺跡についての解説
【メキシコ/パキメの遺跡】
メキシコ北部の砂漠地帯にあり、14世紀から15世紀初頭に、北アメリカとメキシコ中部を結ぶ交易の中継点として、また、トルコ石や塩の産地として繁栄しました。
遺跡の20%が発掘され、北アメリカ南西部で見られる、アドベの集合住宅跡やメキシコ先住民の都市遺跡特有の神殿ピラミッドや球戯場が現れ、両地域の文化の影響を受けたことが窺えます。
※集合住宅
厚さ1.5mの壁で囲まれた住宅群で、6〜7階建てだったと思われる建物もある。各住宅には貯水槽が設けられ、8km先から水が引かれました。
※アドベ=日干しレンガのこと。
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