当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
カナダ/バッファロー狩りの断崖
【場 所】
カナダ/アルバータ州
【登録範囲】
アルバータ州南西部、ポークパイン・ヒルズの断崖。
【登録基準】〜文化遺産E〜【1981年登録】
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
カナダ/バッファロー狩りの断崖についての解説
【カナダ/バッファロー狩りの断崖】
アルバータ州の平原にある高さ18mの断崖は、5000年以上も前から先住民ブラックフット族が、バッファローの追い込み猟を行っていた場所です。
彼らにとって大切な食料を得るための追い込み猟は、19世紀半ばに銃器が登場すると姿を消したが、崖下から発見された木槌や鍬などの用具は、当時の人々の生活形態を伝える貴重な史料と言われています。
※追い込み猟
逃げるバッファローを崖から追い落とし、傷ついたバッファローを崖下で待機する仲間が仕留め、解体するというやり方の猟です。
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