当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
メキシコ/エル・タヒンの古代都市
【場 所】
メキシコ/ベラクルス州
【登録範囲】
敷地面積959万uのエル・タヒンの古代都市。
【登録基準】〜文化遺産BC〜【1992年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
メキシコ/エル・タヒンの古代都市についての解説
【メキシコ/エル・タヒンの古代都市】
現在もハリケーンが猛威を振るうメキシコ湾岸に位置するエル・タヒンは、先住民の言葉で「稲妻」や「ハリケーン」を意味しています。
発掘された10%に相当する宗教儀礼地区から発見された球戯場は17ヵ所に及んでいます。また、雨と風の神々を祀ったと言われる壁龕(へきがん)のピラミッドは、365の方形のくぼみで壁面を覆われた特徴的な外観をもっています。
※(へきがん)のピラミッド=高さ18m、基底部一辺36m。
壁龕の総数が365になることから、カレンダーのような機能をもっていたとも言われます。
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