当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
カナダ/アンソニー島
【場 所】
カナダ/ブリティッシュ・コロンビア州
【登録範囲】
クイーン・シャーロット諸島最南端のアンソニー島。
【登録基準】〜文化遺産B〜【1981年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
カナダ/アンソニー島についての解説
【カナダ/アンソニー島】
カナダ西部の太平洋上に浮かぶアンソニー島には、先住民ハイダ族の集落跡や貝塚、洞窟などの遺跡が残っています。
なかでも、動物や伝説の人物像が彫刻された32本の巨大なトーテムポールは、重要な文化遺産です。墓碑などの意味があったと考えられるこれらのトーテムポールは、文字をもたなかった先住民の記録として貴重なものと言われています。
※ハイダ族
18世紀には300人ほどが暮らしていましたが、ヨーロッパ人のもたらした天然痘で人口が25人に激減しました。彼らは生活を維持できなくなり島を棄てました。
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