デンマーク/ロスキレの大聖堂
【場 所】
デンマーク/ロスキレ県
【登録範囲】
コペンハーゲンの西約40km、ロスキレの大聖堂。
【登録基準】〜文化遺産AC〜【1995年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
デンマーク/ロスキレの大聖堂についての解説
【デンマーク/ロスキレの大聖堂】
かつてデンマーク王国の首都だったロスキレにある大聖堂は、スカンジナビアでもっとも古いレンガ造りの聖堂として、周辺の国々に影響を及ぼしました。
デンマークを最初に統一した王により、この地に初めて造られた聖堂のある場所に、今見られる大聖堂の建設を試みたのは、後にコペンハーゲンを建設することになるアブサロン司教です。着工は1170年頃で、奥行き86mの巨大な聖堂は当初ロマネスク様式で建設されました。
しかし、3層構造の壁面や尖塔などが加えられ、1275年にデンマーク初のゴシック聖堂として完成しました。15世紀に首都がコペンハーゲンに移ってからも、デンマークの歴代王族を葬る例霊廟として王国の象徴であり続けています。
さらに、16〜20世紀にかけて増改築されたため、複雑な構造と各時代の芸術を有するものになりました。
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