ノルウェー/ベルゲンのブリッゲン地区
【場 所】
ノルウェー/ホルダラン県
【登録範囲】
ベルゲンのブリッゲン地区の中世後期の木造家屋や倉庫が並んでいる一帯です。
【登録基準】〜文化遺産B〜【1979年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
ノルウェー/ベルゲンのブリッゲン地区の遺跡についての解説
【ノルウェー/ベルゲンのブリッゲン地区】
活気あふれる港町に、カラフルな色の三角屋根が整然と軒を並べているのがブリッゲン地区です。
14〜17世紀にかけ、ハンザ同盟の重要拠点となって繁栄した時代の街並みです。
ブリッゲンと呼ばれるこの地区は、14世紀半ばにベルゲンがハンザ同盟に加盟すると、在外ハンザ商人であるドイツ人居住区が設けられ、ドイツの商人や職人で賑わいました。
彼らはこの地を「ドイツ埠頭」を意味する「ティスクブリッゲン」と呼び、それが今の名の語源となっているのです。
ブリッゲンは幾度も火災に遭い、その度に町は少しずつ湾に張り出しながらも、当初の図面を元に再建されてきました。
それゆえ、ブリッゲンの町並みは中世後期の姿を今に伝えるものになっているのです。現在の家並みは、1955年と58年の火災後の再建で、その際の徹底した調査と発掘の末に、12〜18世紀の住居跡が見つかり61軒が復元されたのです。
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