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チェコ／レドニツェ＝ヴァルチツェの文化的景観
【場 所】
チェコ／南モラヴィア州
【登録範囲】
チェコ南部、ウィーンとの国境付近にあるレドニツェ宮とヴァルチツェ城を含む総面積約200ｋ㎡の地域です。
【登録基準】～文化遺産①②④～【1996年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
チェコ／レドニツェ＝ヴァルチツェの文化的景観についての解説
【チェコ／レドニツェ＝ヴァルチツェの文化的景観】
17世紀初め、リヒテンシュタイン家に公爵位が授けられてから、レドニツェとヴァルチツェの領地に数百年をかけて造り上げられた宮殿と庭園は、人工物と自然が結合した見事な景観の一例と言えます。
レドニツェ宮とヴェルチツェ城は、創建以来たびかさなる改築の末、創建時のバロック様式を基本に随所にマニエリスムやルネサンスなどの要素が見られる建築物となっています。
庭園も当初は壮麗なバロック様式でしたが、その華美な様式への反動か、本来の自然を生かしたイギリス庭園に変えられました。それでも随所にイタリア・ルネサンスやフランス・バロックの要素も見られ、両者とも多様な様式が融合した秀作とされています。
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