エジプト/メンフィスのピラミッド地帯
【場 所】
エジプト/ギザ県
【登録範囲】
カイロの南約25kmにあるメンフィス周辺のギザから
ダハシュールまでに点在するピラミッド群。
【登録基準】〜文化遺産@BE〜【1979年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
エジプト/メンフィスのピラミッド地帯についての解説
【エジプト/メンフィスのピラミッド地帯】
古代エジプト王朝が統一されて最初に造られた都がメンフィスです。
その周辺にある30基以上のピラミッドは、造形が優れているだけでなく、車輪の原理もない時代に馬などの動物も使うことなく、どうやって巨石を運んだのか、どれほどの労働力をもってして建設したのかなど、解明されていない多くの謎を含め、人間の偉大さを証明するものとして高く評価されました。
また、現存する世界最古の船「太陽の船」とこれらの建造物が、失われた過去の文化の重要な証人であること。それから、ギザ、サッカラ、ダハシュールなど、メンフィス周辺の各地域に残された数々のピラミッドが、王を中心とした古代エジプト約900年間の歴史を物語っていることも重要とされています。
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