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リビア・アラブ/サブラタの考古遺跡
【場 所】
リビア/エル・ヌカット・アルハムス県
【登録範囲】
リビア西海岸にあるサブラタの考古遺跡。
【登録基準】〜文化遺産B〜【1982年登録】
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
リビア・アラブ/サブラタの考古遺跡についての解説
【リビア・アラブ/サブラタの考古遺跡】
サブラタは、紀元前9〜前8世紀のフェニキア人が地中海における交易拠点として築いた都市です。レプティス・マグナ、現在のトリポリであるオエアとともに、フェニキア3大都市の一つでした。
前46年にローマの属州となり、後2世紀のトラヤヌス帝の治世下でローマの植民地に昇格しました。その後、セウェルス帝の時代に町は最盛期を迎え、ローマ式のフォルム、バシリカ、神殿などが続々と建造されました。
なかでもピンク色の大理石を使用し、3階建ての楽屋を備えた円形劇場は、北アフリカでは最大規模かつ、もっとも保存状態の良いローマ遺跡の一つであり、舞台正面の基部には繊細なレリーフが残されています。
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