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チュニジア/カルタゴの考古遺跡
【場 所】
チュニジア/チュニス県
【登録範囲】
チュニジア湾に面したカルタゴの考古遺跡。
【登録基準】〜文化遺産ABE〜【1979年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
チュニジア/カルタゴの考古遺跡についての解説
【チュニジア/カルタゴの考古遺跡】
紀元前9世紀頃、地中海東部沿岸にフェニキア人が築いたカルタゴは、前6世紀頃には地中海西部一帯の通商権を握り「世界の覇者」と呼ばれた貿易大国でした。
しかし、ローマ帝国との3次にわたるポニエ戦争に敗れ、いったんは滅亡しました。
それでも100年後には、ローマの植民都市として再建され、帝政期にはローマに次ぐ大都市へと変貌を遂げたのでした。
現在のカルタゴの住居跡も発掘され、フェニキア人の築いた都市構造も明らかになってきています。
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