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リビア・アラブ/ガダーミスの旧市街
【場 所】
リビア/エル・ヌカット・アルハムス県
【登録範囲】
リビア西部ガダーミスの城壁内の旧市街。
【登録基準】〜文化遺産D〜【1986年登録】
ある文化を代表する伝統的集落、土地利用の顕著な見本。
リビア・アラブ/ガダーミスの旧市街についての解説
【リビア・アラブ/ガダーミスの旧市街】
サハラ砂漠のオアシス都市ガダーミスの旧市街には、日干しレンガの家屋群が残っています。旧市街は全長7kmの城壁で囲まれ、家屋の多くは2階建てもしくはそれ以上のものです。
石灰が塗られた簡素な外壁に対し、室内は象嵌、石膏の浮き彫り、アラベスクなどの装飾で満たされ、北アフリカの伝統的なマグレブ美術の影響が見られます。どの家も2階テラスの通路は女性用、階下のアーケード状の通路は男性用でした。
町は紀元前8世紀頃から交易で栄えていましたが、オアシスの水が涸れ、1983年に新市街ができると、住民たちは新市街に移住しました。
現在は避暑地として使用されていますが、家屋の傷みは激しく、修復作業が待たれます。
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