当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
チュニジア/エル・ジェムの円形闘技場
【場 所】
チュニジア/マハディア県
【登録範囲】
スースの南約60km、エル・ジェムの円形闘技場。
【登録基準】〜文化遺産CE〜【1979年登録】
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
チュニジア/エル・ジェムの円形闘技場についての解説
【チュニジア/エル・ジェムの円形闘技場】
ローマ時代、オリーブ油の輸出で栄えたエル・ジェムには、ローマ帝国で3番目に巨大な円形闘技場の遺構が残っています。
長径162m、短径118mの闘技場は3層建てで、収容人員は3万5000人です。ローマ帝国が衰退した後は要塞として利用され、後にオスマン軍に一部が破壊されましたが、現在でもローマのコロッセオ以外では唯一、3層部分を残しています。
海外旅行に役立つもの
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