当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
チュニジア/チュニスの旧市街
【場 所】
チュニジア/チュニス県
【登録範囲】
チュニジア北部チュニスの総面積約87万uの旧市街。
【登録基準】〜文化遺産ABD〜【1979年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
ある文化を代表する伝統的集落、土地利用の顕著な見本。
チュニジア/チュニスの旧市街についての解説
【チュニジア/チュニスの旧市街】
チュニジアの首都チュニスは、7世紀にイスラム王朝のウマイヤ朝の中心地となって以来、イスラム都市として発展しました。13世紀以降はハフス朝の首都として、またヨーロッパとアフリカの交易の重要な中継地点として、黄金期を迎えました。
マグレブ地方でフェスに次いで2番目に広い旧市街は、14世紀の繁栄当時の姿をほとんど変えていません。
北アフリカで最良の状態で残る旧市街というばかりでなく、イスラム都市の伝統的な構造が、北アフリカにある多くの旧市街のモデルとなった点でも価値を認められました。
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