中国/敦煌(とんこう)の莫高窟(ばっこうくつ)
【場 所】
中国/甘粛省(かんしゅくしょう)
【登録範囲】
鳴沙山の東側断崖面の南北1700m。
【登録基準】〜文化遺産@ABCDE【1987年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。ある文化を代表する伝統的集落、土地利用の顕著な見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
中国/敦煌(とんこう)の莫高窟(ばっこうくつ)についての解説
【中国/敦煌(とんこう)の莫高窟(ばっこうくつ)】
中国北西部完粛省の都市、敦煌の南東25kmに位置する莫高窟は、前秦時代の4世紀半ばから、元王朝に入った13世紀まで、およそ1000年、16王朝にわたって造営が続けられた、世界最大規模の仏教石窟寺院です。
敦煌は、紀元前111年、前漢の武帝がこの地に軍事拠点を置いたことに始まる都市で、その後、中国と西域を結ぶシルクロードの要衝として発展しました。莫高窟は、インドから中央アジアを経て伝えられた仏教が、この地を拠点として中国へ伝播していったことを示す遺構です。
莫高窟に最初の石窟が掘られたのは366年のことです。以来、石窟は約1000年にわたり堀り続けられ、現在、世界遺産に登録された地域に確認されている石窟の数は735、うち敦煌文物研究所により窟番号が付けられているものは492あります。
龍門(りゅうもん)石窟、雲岡(うんこう)石窟を含めた中国三大石窟のなかでも、最大規模を誇っています。
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