当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
中国/武当山(ぶとうざん)の道教寺院群
【場 所】
中国/湖北省
【登録範囲】
南京の西約640kmに位置する武当山にある、全長約60kmの参道沿い約160万uの範囲。
【登録基準】〜文化遺産@AE〜【1994年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
中国/武当山(ぶとうざん)の道教寺院群についての解説
【中国/武当山(ぶとうざん)の道教寺院群】
漢代より道教の聖地であった武当山に建てられた、32の寺院群です。その大半が15世紀前半、明の永楽帝によって再建されたもので玉虚宮、紫霄宮、金殿などの主要寺院、石畳の参道、数々の庵堂、岩廟などが残っています。
山の地形を巧みに生かして建てられた寺院群は、中国伝統の建築技術の粋を集めたもので、後の宗教建築に大きな影響を与えました。
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