当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
中国/青城山(せいじょうざん)と都江堰(とこうえん)の水利施設
【場 所】
中国/四川省
【登録範囲】
都江堰(約2.3ku)と青城山(約15.2ku)を中心とした地域。
【登録基準】〜文化遺産ACE〜【2000年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に
関係するもの。
中国/青城山と都江堰の水利施設についての解説
【中国/青城山(せいじょうざん)と都江堰(とこうえん)の水利施設】
四川省の中央を流れる岷江(びんこう)中流にある都江堰は、紀元前3世紀より建設が始まった水利灌漑施設です。
岷江の氾濫を防ぎ、成都平原へ水を導いたこの施設は、古代中国の高度な土木技術を伝えるものです。都江堰の西約15kmにある青城山は、後143年頃、道教の前身五斗米道の始祖、張稜が教えを開いた道教発祥の地で、今なお38の寺院が残っています。
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