中国/廬山(ろざん)国立公園
【場 所】
中国/江西省
【登録範囲】
長江中流域の南岸。総面積約302ku。
【登録基準】〜文化遺産ABCE〜【1996年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に
関係するもの。
中国/廬山(ろざん)国立公園についての解説
【中国/廬山(ろざん)国立公園】
鬱蒼とした森林と瀑布、湖、断崖絶壁などが随所に見られる廬山は、古くより景勝地として知られた山で、秦の始皇帝をはじめ歴代皇帝が訪れたほか、李白や杜甫、白楽天など1500人もの詩人が4000首を超える山水詩を詠んだことでも名高いものがあります。
この山は、後漢時代の1世紀、いち早く仏教寺院が開かれた場所でもあり、10世紀末から12世紀初めには300近くの寺院が建ち並びました。4世紀後半、名僧慧遠(えおん)が創建した、浄土教の発祥地である東林寺ほか、数多くの名刹が残っています。
また、19世紀後半から20世紀前半には、中国共産党高官の山荘が多く造られ、1959年、毛沢東が「廬山会議」を開いた場所としても知られています。
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