日本/紀伊山地(きいさんち)の霊場(れいじょう)と参詣道(さんけいみち)

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日本/紀伊山地(きいさんち)の霊場と参詣道(さんけいみち)

【場 所】
日本/三重県、奈良県、和歌山県
【登録範囲】
三つの霊場として登録された総面積2.021ku、参詣道として登録された総面積2.932ku(総距離307.6km)の合計4.953ku。さらに計、113.7kuの緩衝地帯が設けられています。
【登録基準】〜文化遺産ABCE〜【2004年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に
関係するもの。

日本/紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)についての解説

【日本/紀伊山地の霊場と参詣道】

 

紀伊山地は古代より「神の籠もる聖域」とされた山岳地帯であり、自然崇拝を核とするさまざまな形の信仰が三つの霊場とともに発展してきました。

 

世界遺産として登録された紀伊山地の霊場と参詣道は、自然崇拝に根ざした日本古来の神道と、百済より伝来した仏教が結びついた神仏習合思想を表すものとして高い遺産価値があります。

 

また霊場の仏教寺院と神社と紀伊山地の自然環境が一体となって文化的景観を形成し、その景観が1000年以上にわたって保存されてきた点も高く評価されました。

 

そのため、遺産の一部として登録された神社や寺院は、個々の物件の様式や工法といった建築的な価値よりも、山や滝、川などの自然環境と一体となった景観の構成要素として価値があるとされています。

 

なお、「紀伊山地の霊場と参詣道」は、日本の世界遺産としては遺産全体が文化的景観として登録されたのは初めての例です。、「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されたのは、「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の三つの霊場と、それらを結ぶ参詣道です。

 

 

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