当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
インド/コナーラクのスーリヤ寺院
【場 所】
インド/オリッサ州
【登録範囲】
コルカタ(カルカッタ)の南西約400km。
寺院の敷地面積約4万7000u。
【登録基準】〜文化遺産@BE〜【1984年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
インド/コナーラクのスーリヤ寺院についての解説
【インド/コナーラクのスーリヤ寺院】
古くより、独自の文化が発展したオリッサ地方、コナーラクの地に建てられた13世紀前半の寺院です。
古代インドより人々に崇められてきた太陽神スーリヤに献じられたこの寺院は、建物全体を太陽神の馬車に見立てて建てられたものと言われています。ピラミッド状の拝堂の基壇部分に施された12対の車輪、舞踊像などの見事な浮き彫りで知られています。
※ピラミッド状の拝堂
高さ38m。この地方ではジャガモハンと呼ばれ、本堂は現存しません。
※12対の車輪
直径約3mで、全体に細かな装飾文様の浮き彫りが施されています。
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