当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
インド/スンダルバンス国立公園
【場 所】
インド/西ベンガル州
【登録範囲】
コルカタ(カルカッタ)の南東約60km。
総面積約1330ku。
【登録基準】〜自然遺産AC〜【1987年登録】
生態系や動植物の進化発展に関する生態学的、生物学的過程を示す重要な例。
学術上、環境保護上価値を有する絶滅の恐れのある野生種のための自然生息域。
インド/スンダルバンス国立公園についての解説
【インド/スンダルバンス国立公園】
ベンガル湾の北奥には、ガンジス川とブラマプトラ川の河口付近に堆積した土砂によって形成された、世界最大のデルタ地帯が広がっています。
国立公園になっているのは、その沿岸に鬱蒼と繁るマングローブの林を中心とした一帯です。世界でも珍しい生態系が見られる地域であり、1973年より、特に減少の著しいベンガルトラの保護区になりました。
※マングローブ
熱帯の河口付近の植物が、潮の干満によって特殊な植生を形成した常緑低・高木の一群。一般にヒルギ科の植物が多く見られます。
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