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中国/龍門石窟(りゅうもんせっくつ)
【場 所】
中国/河南省
【登録範囲】
洛陽の南約14kmの伊水両岸、南北約1km。
【登録基準】〜文化遺産@AB〜【2000年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
中国/龍門石窟(りゅうもんせっくつ)についての解説
【中国/龍門石窟(りゅうもんせっくつ)】
龍門石窟は、洛陽郊外を流れる伊水(伊河)の両岸に向かい合う、二つの岩山に掘られた石窟寺院で、敦煌の莫高窟、雲岡石窟と並ぶ中国三大石窟の一つです。
遺構の大半は西岸にあり、石窟の数は合計1352、仏龕は785、仏像約10万体、石碑の数は3600を超えます。最初の石窟は494年、北魏の孝文帝によって築かれ、その後、唐代までの400年以上にわたって造営が続けられました。
最大の窟は、唐代の皇帝皇宗の時代、675年に完成した奉先寺洞で、高さ17.4mの盧舎那仏があります。掘りの深い顔、ふっくらとした体つき、衣などの写実的な表現は、インドの仏教美術の影響によるもので、龍門石窟を代表とする仏像として知られています。
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