中国/北京と瀋陽の故宮(ぺきんとしんようのこきゅう)
【場 所】
中国/北京市、瀋陽市
【登録範囲】
北京の故宮(敷地面積約72万u)と瀋陽の故宮(敷地面積約6万ku)。
【登録基準】〜文化遺産@ABC〜【1987年登録−2004年拡張】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
中国/北京と瀋陽の故宮(ぺきんとしんようのこきゅう)についての解説
【中国/北京と瀋陽の故宮(ぺきんとしんようのこきゅう)】
北京の故宮は、かつては紫禁城と呼ばれ、明から清王朝時代、およそ550年にわたり皇帝の居城となった宮殿です。北京市の中央を占める、南北961m、東西752mの広大な敷地には、およそ800棟の建造物が建ち並び、総部屋数は9000室を超える世界最大規模の宮殿建築です。
17〜18世紀に建てられた主要建造物のほとんどが、建設当時の姿をほぼ保っており、明、及び清王朝時代に栄華を極めた宮廷文化を今に伝えています。
また、中国では伝統的に、建物の格式によって細部の彩色法や装飾、使用する素材などが厳密に定められていました。しかし、北京の故宮の建造物群は、こうした慣例に則り建造された、現存するほぼ唯一の建築であり、最高級に分類される装飾技法や建築技術がふんだんに見られる点でも貴重な建物です。
※故宮=「古い宮殿」の意味。
※紫禁城=明、清王朝の皇帝の宮城を指す呼称。
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