当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
中国/蘇州(そしゅう)の園林
【場 所】
中国/江蘇省
【登録範囲】
拙政園、留園、網師園、環秀山荘、滄浪亭、獅子林、芸圃、藕園、退思園の九つの庭園。
【登録基準】〜文化遺産@ABCD〜【1997年登録 2000年範囲拡大】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。ある文化を代表する伝統的集落、土地利用の顕著な見本。
中国/蘇州(そしゅう)の園林についての解説
【中国/蘇州(そしゅう)の園林】
長江下流デルタ地帯に位置する中国有数の古都、蘇州には、主に明代の豪商や役人が私邸に造営した数々の名園が残っています。
池を中心に、樹木や石を配置し、自然景観を再現した園内に、楼閣や東屋、回廊が並ぶ庭園様式は、後に明朝様式と呼ばれ全国に広まりました。
中国四大名園に数えられる拙政園(せつせいえん)、留園(りゅうえん)など、九つの庭園が登録されています。
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