インド/山岳鉄道
【場 所】
インド/西ベンガル州、タミルナードゥ州
【登録範囲】
ダージリン・ヒマラヤ鉄道(全長88.48km)と、ニルギリ山岳鉄道。(全長45.88km)
【登録基準】〜文化遺産AC〜【1999年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。
重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
インド/山岳鉄道についての解説
【インド/山岳鉄道】
インド東部の町ニュージャルパイグリと、茶葉生産地である高地のダージリン間を結ぶ、ダージリン・ヒマラヤ鉄道は、1879年、植民地化を進めていたイギリスによって敷設工事が始められた山岳鉄道です。
標高差2050mを登坂する鉄道の敷設は困難を極め、小さな車両とジグザグに蛇行する路線を多用する技術によって、1881年、ようやく完成しました。
一方、標高差1877mを登るニルギリ山岳鉄道は、1891年に着工し、1908年に完成しました。イギリス領時代のインドの経済発展に大きく貢献し、世界の山岳鉄道の先駆けとなった二つの鉄道は、とりわけ風光明媚な場所を走る現役の蒸気機関車路線としても広く知られています。
※ダージリン
西ベンガル州シッキム地方のヒマラヤ南麓に位置する高地。
1835年より、イギリス東インド会社によって開発されました。
※ニルギリ
インド南部、西ガッツ山脈に位置する高地。茶葉の産地として有名です。
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