中国/明・清代の皇帝陵墓(こうていりょうぼ)
【場 所】
中国/北京市、河北省、遼寧省、江蘇省、湖北省
【登録範囲】
湖北省の「明顕陵」と河北省の「清東陵」「清西陵」、江蘇省の「明考陵」と北京市の「明十三陵」と遼寧省の「関外三陵(かんがいさんりょう)」。
【登録基準】〜文化遺産@ABCE〜【2000年登録 2003年・2004年範囲拡大】
人類の創造的資質を示す傑作。時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
中国/明・清代の皇帝陵墓についての解説
【中国/明・清代の皇帝陵墓
(みん・しんだいのこうていりょうぼ)】
中国を約550年にわたり支配した明、清王朝、及び清の前身である後金では、歴代皇帝、皇后、妃らを埋葬するために、広大な敷地を周壁で囲んだ大規模な陵墓が建設されました。
現存する陵墓の多くは、風水で選ばれた風光明媚な土地に、贅を尽くした宮殿や楼閣、地下宮殿などを建設したものです。
明から清王朝までの葬送儀礼に関する貴重な文化的史料であり、伝統的な建築文化を今に伝える遺構です。
中国に現存する最大の陵墓群で、明朝13人の皇帝が眠る北京市の「明十三陵(みんじゅうさんりょう)」ほか、明朝嘉靖帝の父母を合蔡した湖北省の「明顕陵(みんけんりょう)」、河北省にある清朝の陵墓である「清東陵(しんとうりょう)」と「清西陵(しんせいりょう)」などの陵墓群が世界遺産に登録されました。
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