当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
フランス/モン・サン・ミシェル修道院
【場 所】
フランス/ノルマンディー地方
【登録範囲】
モン・サン・ミシェル修道院の建造物群、周辺の街並みと湾岸部を含む一帯。
【登録基準】〜文化遺産@BE〜【1979年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
フランス/モン・サン・ミシェル修道院についての解説
【フランス/モン・サン・ミシェル修道院】
ノルマンディー地方のモン・サン・ミシェル湾に浮かぶ岩山は、大天使ミカエルが降り立ったという伝説がある聖なる山で、岩全体が修道院とされて崇められてきました。
修道院付属聖堂を中心とする建物は、増改築(10世紀なかば〜18世紀にかけて)が繰り返し行われ、13世紀以降のゴシック様式を基調としつつ、さまざまな中世の建築様式が混在しています。
イギリス軍とフランス王国は、ベネディクト会の重要な修道院だった、この土地の支配権を巡って戦争を繰り返したために、現存のモン・サン・ミシェルは修道院建築と要塞が融合する特異な建造物となっています。
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