ギリシア/デルフィの考古遺跡
【場 所】
ギリシア/フォキダ県
【登録範囲】
アテネの北西約120km、パルナソス山腹の遺跡。
【登録基準】〜文化遺産産@ABCE自然遺産〜【1987年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。現存する、あるいは消滅した文化的伝統・文明に関する独特な証拠を示すもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
ギリシア/デルフィの考古遺跡についての解説
【ギリシア/デルフィの考古遺跡】
デルフィの考古遺跡は「世界のへそ」と信じられ、ギリシア神話十二神の一人アポロンが祀られており、この地がギリシア一の聖地として栄えた紀元前8〜前6世紀の建造物が残っています。
遺跡は街道を挟み低い場所に位置しているのが、女神アテナを祀ったアテナ・プロナイアで、高い位置にあるのがアポロンの聖地です。アポロンの神託を求めて各地から訪れた巡礼者は、トロスと呼ばれる円形建造物のアテナ・プロナイアに寄り、そこで参拝を終えるとアポロン神殿へ向かったものでした。
紀元前、330年に再建されたアポロン神殿は、計38本のドーリス式円柱で囲まれた、正面23m、奥行き60mの建物です。中央には黄金のアポロン像が置かれていて、周辺にはピュティア競技場や円形劇場、宝物庫などがあり、廃墟となった今でもかつての繁栄ぶりが窺えます。
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