フランス/アルルのローマ遺跡とロマネスク建築
【場 所】
フランス/ペイ・ド・ラ・ロワール地方、サントル地方
【登録範囲】
シュリーからシャロンヌまで約200kmのロワール川流域。シャンボール城はロワール渓谷に数々の城が点在する中の一つです。
【登録基準】〜文化遺産@AC〜【2000年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
フランス/アルルのローマ遺跡とロマネスク建築についての解説
【フランス/アルルのローマ遺跡とロマネスク建築】
紀元前1世紀、古代ローマの将軍ユリウス・カエサルが築いた植民都市アルルには、次のアウグストゥス帝の代までに建設された数々の建造物が残っています。円形闘技場は、ローマ帝国領内最大にして保存状態が最良とされます。
外壁の長形約136m、短径約107m、高さ21m、上下各層に60のアーチが連なる闘技場は2万5000人を収容し、日々市民でにぎわったと言います。8000人収容のローマ劇場、床下暖房装置を備えた4世紀建造のコンスタンティヌス帝の公共浴場、エジプト由来のオベリスクなども帝国の繁栄を今に伝えています。
また、アルルに大司教座が置かれた後11〜12世紀に建造されたサン・トロフィーム聖堂は、ロマネスク様式の水準の高さが評価されました。古代ローマの凱旋門を模した正面扉口や回廊の柱頭などに、髪の毛1本や衣服のひだ、人物の表情まで微細に彫りこまれた彫刻装飾が見られます。
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