イギリス/ロンドン塔
【場 所】
イギリス/グレーター・ロンドン州
【登録範囲】
ロンドン塔の城壁に囲まれた総面積7.3万uの範囲。
【登録基準】〜文化遺産AC〜【1988年登録】
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
イギリス/ロンドン塔についての解説
【イギリス/ロンドン塔】
ロンドン塔の起源は1066年、イギリスを征服したノルマンディー公ウィリアム一世が、簡素な木造ながら市民を威圧する目的で建てた砦です。約30年後の11世紀末、白い石材を使いノルマン様式で改築された建物は、その姿から「ホワイト・タワー」と呼ばれるようになり、13世紀には13の塔を備える城壁が完成しました。
さらに、周囲には堀が巡らされ、16世紀にはヘンリ8世により4隅の小塔に丸屋根が付けられました。18世紀には、ほぼすべての窓が拡張され現在の姿となりました。また、ロンドン塔は王家の居城、宝物庫、武器庫のほかに、造幣所や牢獄と、時代に応じて役割も変えていきました。
牢獄だった時期には、王妃アン・ブーリンをはじめとする多数の貴族が幽閉、処刑されています。ロンドン塔は、まさにイギリス王家の力の象徴であり、現存する11世紀のノルマン様式の見事な例であることが貴重とされました。
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