当サイトでは、世界各国に分布する世界遺産の情報を地域別に紹介しています。現在では、世界遺産を取りまく環境も複雑化、
多様化しています。地球・人類が遺し育んだ歴史や文化・自然を大切に守り、次の時代へと受け継いでほしいと願っています。
国内・海外旅行などへ行かれる前に世界遺産に対する予備知識を深めていただき、より思い出深い旅行となれば幸いです。
フランス/アルク・エ・スナン王立製塩所
【場 所】
フランス/フランシュ・コンテ地方
【登録範囲】
スイスとの国境沿い、ジュラ山脈の麓にあるアルク・エ・スナンの王立製塩所。
【登録基準】〜文化遺産@AC〜【1982年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。
フランス/アルク・エ・スナン王立製塩所についての解説
【フランス/アルク・エ・スナン王立製塩所】
1775年に、建築家クロード・ニコラ・ルドゥーが、ルイ16世の命で建設した製塩所が中心の工業都市です。
直方体と円筒の石を積み上げた柱が特徴の管理棟、作業や宿泊施設などが半円形に並んでいます。当初は円形の理想都市を作る計画でしたが、製塩所の経営が行き詰まった為に未完に終わってしまいました。
しかし、20世紀の工業都市を先駆けるものとして認められ世界遺産に登録されたのです。
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