イタリア/ピサのドゥーモ広場
【場 所】
イタリア/トスカーナ州
【登録範囲】
ドゥオーモ広場に建つ大聖堂、鐘楼、洗礼堂、墓所の4建築。
【登録基準】〜文化遺産@ACE〜【1987年登録】
人類の創造的資質を示す傑作。
時代を超え、建築・技術・都市計画及び景観の発展に大きな影響を与えたもの。重要な様式の建築物、人類の歴史上、重要な発展段階を示す景観の見本。普遍的な重要性をもつ出来事、現存の伝統・思想・信仰や芸術的、文化的所産に関係するもの。
イタリア/ピサのドゥーモ広場についての解説
【イタリア/ピサのドゥーモ広場】
ローマ時代の軍港ピサは、11〜13世紀に西地中海の覇権を握り、海運都市国家として繁栄しました。「奇跡の広場」と呼ばれるドゥオーモ広場に建つ大聖堂、鐘楼、洗礼堂、墓所(カンポサント)の四大建築は、当時の富を背景に造られたものです。
特に1118年完成の大聖堂は、地中海の覇者ピサの象徴です。典型的なロマネスク様式でトスカーナ地方の聖堂建築の見本になりました。この大聖堂付属の鐘楼が「ピサの斜塔」です。
建築中から傾き始めた鐘楼は、中心軸をずらしながらも建設を続け、1350年に完成し、現在も約5度の傾斜をもっています。この鐘楼はガリレオ・ガリレイの重力実験により、科学の発展に結びついた点でも重要なものになっています。
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